達成感を味わいたいなら「自転車で琵琶湖一周」をすると良い。(1)
2008年の2月。
わたしは初めて電車で琵琶湖を一周しました。
プライベートで、ではなく、仕事で、なのですけど。
そのときに感じたことは、「電車で一周しても想像以上に琵琶湖が見えない」ということでした。
もう少し、車窓から琵琶湖が見え続けていると思っていたので。
そこで、わたしは思いました。
「自転車で琵琶湖を一周したい」と。
当時は、まだ20代。
自転車でどこにでも行けると思うほど、脚力には妙に自信があったので、「20代のうちに自転車で琵琶湖を一周する」という目標を掲げて、本を買ったり、人に話を聞いたりして、実現に向けて動き始めました。
が、誰に話しても、サイクリング経験のないわたしが「ママチャリ」で琵琶湖を一周するのは、無理だろう、と…。
しかも、わたしは時間をかけず、一日で回ることを考えていたので、それはさらに無理だろう、と…。
で、半年後の2008年6月。
「20代のうちに」という目標を達成するには今日しかない、という日に、いきなり決行しました。
いきなり、といっても、気が向いた日にいつでも行けるよう、ずいぶん前から準備はしていたので、装備は完璧です。
ただ、寝坊をしてしまったことが、大誤算でした。
その時間からスタートすると、その日のうちにゴールできない可能性があったので。
走りながら迷った挙げ句、結局、北湖だけを回ったのですが、それでも、かなりの時間がかかりました。
最後は、真っ暗な道を走っていたので、スピードもあまり出せず、苦労しました。
そして、ゴールをしたときの感動は今でも忘れません。
それからしばらくは、「北湖だけでは、琵琶湖一周したことにならない」「南湖も含めて一周したい」と思っていましたが、月日が流れるにつれ、その気力、体力も低下してしまいました。
あれから2回ほど、電車で琵琶湖を一周しましたし、自転車で通った道を車で通ることもありました。
そのたびに、当時を懐かしく思うと同時に、「よく決行したなぁ」と、当時の自分の思いきりの良さに感心すらします。
今の体力だったら、一日でどれくらい行けるのでしょうか。
二日くらいあれば、回れるのでしょうか。
ちなみに、そのときの写真です。
今でもこのママチャリを使っています。
結構ガタがきているのですが、あの日のことを思うと、なかなか手離せません。
ということで、ふと思い出した「自転車で琵琶湖一周」の話を書きましたが、いつか時間があれば、当日の記録がてら、ここに書き起こそうと思います。