絵本「おおきくなるっていうことは」。
中川ひろたかさんの「おおきくなるっていうことは」
毎年、この時期になると読む、わたしの好きな絵本です。
内容は、
「おおきくなるっていうことは、こういうことだよ」
というのが、かわいらしい表現で次々と出てくる感じです。
どのページもほのぼのして好きなのですが、
その中でも、わたしが好きなのは、
「おおきくなるっていうことは
たかいところから とびおりられるってこと」
「それもそうだけど
とびおりても だいじょうぶかどうか
かんがえられるってことも
おおきくなるっていうこと」
というところです。
できることが増えていくことも、大事ですし、うれしいことですが、
考える力、判断する力、自分のことがわかる力…、
目には見えないそんな力がとても大事だとわたしは思います。
そのためには、
一に経験、二に経験、
なのでしょうね。
いい年した大人のわたしでも、未だに経験しながら、そんな力をつけていっているような気がします。
ちなみに、
この絵本の中に
「おおきくなるっていうことは
あんまり なかないってこと」
というフレーズがあります。
確かにそうだけど、
ある一定の年齢を越えると、
逆に、涙もろくなってくるよなぁと思うわたしです。