このタイミングでこのドラマの再放送は、なかなか複雑。
前回と前々回に「グッドドクター」と「コウノドリ」の再放送をみたことを書きました。
ama-shinon.hatenablog.com
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何気なく見はじめたドラマでしたが、仕事を辞めたばかりのこのタイミングでのこの2つの再放送に複雑な気持ちになりました。
自閉。
子ども。
命。
全てを一回リセットする意味で、すっぱり仕事を辞めたのですが、「お前は、これからも考え続けないといけないぞ」と言われているような気がしてしまいました。
そういうことを一切考えないでおこうと思っていたのに、問題を突きつけられたような気がしました。
もちろん、再放送は偶然で、偶然、それを見ただけなので、わたしが勝手に意味を感じているだけなのですが、複雑な気持ちになるのです。
で、やっぱり考えてしまうのです。
一生懸命な人を否定するなんて絶対に許されへん、とか
みんなが認め合える社会を作りたい、とか
子どもがつらい目にあうことがない社会の仕組みができひんのか、とか
子どもには一人残らず幸せになってほしい、とか
そのために、わたしには何ができるのか、とか。
「教育」とか「福祉」とは無縁な職業に進むことも考えているけど、まだまだ、そっちに引っ張られているなと思うこの頃。
【臨時休校】黙って従っていることが良いことだとは思わない。
臨時休校に入ってから、もうかれこれ3週間が経とうとしています。
慣れって、こわいもので、学校に子どもが来ない生活にもずいぶん慣れました。
なので、子どもが来なくても、それなりにやる気を出して働けるようになりました。
*****
さて、臨時休校が決定してから、わたしは、なかなかの回数で、ここにうだうだと「意見」を書いてきました。
いや、もしかすると、読む人によっては、あれは「意見」ではなく、「文句」「不満」「愚痴」にしか見えなかったかもしれません。
たしかに、書いたときの状況によっては、少しは「文句」っぽくなってしまっていたかもしれません。
ですが、ここで、うだうだ書くだけでなく、実生活では、前向きなアイディアを正式なルートで伝えることもしていたので、許してください。
ただ、あのときのいろいろな学校関係者の記事を読んでいると、「決まったことに文句を言っても仕方ないのだから」というものが多く、それに賛同できなかったのは事実です。
もちろん、その意見は意見で正しいのかもしれません。
大人としてスマートですし。
でも、わたしとしては、「じゃあ、“来年度から戦争に行きなさい”なんてことになったら素直に従うのか?」「決まったのは仕方ないって、なるのか?」「わたしは“おかしい”って、声を挙げるぞ。」「うだうだ書くぞ。」という思いでいっぱいになりました。
大人げなくて、すみません。
まぁ、戦争は極端な例かもしれませんが、「みんな、なんだかんだ言って、いろいろなことに素直に従いすぎなのではないか?」と不安になったのは事実です。
「脅迫」「脅し」は良くないですけど、反対意見を出すことや、気持ちを素直に出すことは、やっていった方が良いよ、と思っています。
ちなみに、うだうだ書いていたわたしですが、学校では、卒業生に向けて、できる限りのことはしました。
あれこれ、やりすぎて寝不足になるくらい、やり尽くしました。
【臨時休校】感染は避けられるとは思わないけど、卒業式までは気をつけて生活したい。
「気づいてないだけで、もうすでに感染しているかも」とか
「感染したら感染したで仕方ない」とか
言っているわたしですが、一応、気をつけながら生活をしています。
休校に入ってからではなく、新型コロナウイルスが話題になり始めたときから、気をつけてきました。
例えば、例年なら適当に済ませていた手洗いも、わりと意識してがんばってきました。
外食も控えています。
人混みは避けていますし、スーパーに行くときは、マスクを着用しています。
2月の3連休も、電車に乗るような遠出はしませんでした。
これも、「自分が感染したくないから」ではなく、自分が感染することによって、「卒業式などが中止になると嫌だから」です。
卒業式まで、あと数日。
それが終わるまでは、おとなしく過ごしておこうと思っています。
すみませんが、それが終わったら、今まで通り過ごす予定です。
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それにしても、インフルが大流行していても、卒業式が中止になることはなかったのに、今回は中止も視野に入ってくるなんて、よくわからんなぁと未だに思っています。
薬の有無など対応力の違いやとはわかっているんですけど。
【臨時休校】逆に仕事がはかどらん。
学校に子どもが来なくなって1週間が経とうとしています。
あのドタバタから1週間が経とうとしています。
子どもが来ない分、自分の仕事をする時間はいつもよりたくさんあります。
あるはずなんです。
なのに、例年より、仕事がはかどっていません。
例年なら、今ごろは通知票は完成し、指導要録ももう少しで完成しているところなのです。
が、今回は、どちらも全く完成しておりません。
他の先生たちは、てきぱきと仕事をこなしているようです。
でも、わたしは駄目です。
仕事をする気には全くなれません。
先日、わけあって、子どもが来校したことがありました。
その日は、わりと仕事がはかどりました。
我ながら、不思議というか、面白いなと思いましたが、
どうも、わたしは、子どもが来ないとスイッチが入らないようです。
今は、紙の処分やデータの整理など、頭を使わなくてもできる仕事をぼちぼちしています。
そろそろ気合いを入れないと、やばい時期にきております。
3月。
いよいよ、3月か~。
卒業式までのカウントダウンが本格的になってくるな~。
卒業式までに、どんなことをしようかな~。
インフルが流行らんかったらいいな~。
今年は、順調に進んでるから、最後はわりと余裕を持って終われそうやな~。
それにしても、あの子たちが卒業したら、さみしくなるやろうな~。
3月って、例年は、そんなことを思っていた気がするし、今年もそんなことを思う予定やったけど、残念ながら、今年はそうはならなかった。
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今日は、結構暖かい一日だった。
冬の格好では暑いくらいだった。
この暖かさやったら、卒業式練習も冷えなくて良いのになぁと、ふと思ったけど、もうそれはないんやった。
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街中で高校生らしき人を何人か見た。
たぶん、卒業式のあと?
卒業証書や花を持っていたので。
高校は、ちょうど今が終わり時やから、卒業式はできたのかな。
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スーパーに行くと、マスクやトイレットペーパー等が見事に売り切れていた。
とてつもなく大勢の人たちが今の状況に惑わされているのだと思った。
所詮、みんな、自分だけが大事なのかな。
いろいろな人のことを考えて行動することができる人って、多くはないんやろうな。
そんなことを思うこの数日。
わたしもそうなんかな。
【臨時休校】上の頭がかたいだけか。それとも、わたしの諦めが悪いだけか。とにかく、子どもたちの時間を返せ。と思ってしまう。
たぶん、わたしは諦めが悪い人間なのでしょう。
気持ちの切り替えが苦手な人間なのでしょう。
新型コロナの感染が広がることは良くない、ということはわかっています。
けど、行動制限の最初が子ども(学校)なことは、やっぱり理解できないのです。
今日のニュースでも大阪のライブ会場で…というのを、やっていましたけど、
やっぱり広げているのは、大人なのです。
なのに、子どもだけが大きく制限されるって、意味がわかりません。
それなら、まずは、電車の運休させるとか仕事をストップして外出をやめさせるとか、大人の行動を制限すべきやと思います。
安倍さんも、子どもたちの安全とか言ってるけど、ほんまにそう思って休校要請を出したようには思えません。
子どもが休校になっても、親が働いてたら、外からウイルスをもらってくるやん。って思います。
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要請を受けての、それぞれの自治体の判断は様々です。
頭がかたいところは、そのまま要請を受けて、来週から春休みに入るまで休校にするようです。
いくつかのところがやっているように「まずは、1~2週間休校して様子を見よう」としても良いと思うのですけど。
それ以外にも、「自由登校にする(休んでも欠席扱いにはしない)」とか「残り少ない卒業生だけは、最後まで登校しても良いことにする」とか柔軟に考えようと思えば、いくらでもできそうなんですけど、そんなことをする勇気は、上にはないのでしょうね。
「近隣の自治体がこうしてるから」とか「勝手なことをしたときの批判がこわいから」とか、そんなことを判断基準にしているのですから、呆れます。
周りを見て動くな、自分たちで考えられる人間になれ、などとと言いながら、自分たちは、「右へならえ」「長いものには巻かれろ」なのですから。
こういうときに、それぞれのトップの本当の力が見えますね。
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もちろん、わたしも、こどもたちの命は大事です。
命を脅かすような事態は避けるべきだと思います。
でも、いきなり「明日から学校に行くな」と言われ、しかも、家に閉じ込められる生活を強いられるなんて、それも気の毒すぎるのです。
慌てて卒業証書を渡した学校もあったようですが、子どもたちがほしいのは、別に「卒業証書」ではないです。
いっしょに過ごす時間・場所です。
(もちろん、証書は大事な紙ですけど)
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休校要請から、もう丸二日は経っています。
そろそろ、気持ちを切り替えて、前向きに考えないといけないのでしょうね。
でも、6年生のことを考えると、そう簡単には切り替えはできません。
むしろ、今日の安倍さんの会見を見て、なんかよくわかりませんけど、腹立たしさが増しました。
何度も言うように、休校をしても、親が外に出る限り、外からウイルスをもらってきますからね。
だから、休校の前に、もっとすべきことはあったと思っています。
要は、子どもを守るために休校要請をしたのではないのです。
子どもたちの時間を返せ、と言いたいです。
(これは、安倍さんに、ではなく、全ての大人たちに言っています。)
【臨時休校】気持ちの持って行き場がないので困る。
27日(木)の18時半すぎのあの発表から、もう全てが乱れまくっている。
気持ちも生活リズムも。
あの発表から、最終日に向けてすべきことの準備をしていたら、当たり前やけど、帰りは遅くなった。
まぁ、それは、体力的なダメージだけで済む。
それより、気持ちがやっぱりついていかん。
ただただ、むなしい。
これから3月。
本当だったら、今から、本格的なカウントダウンが始まるはずだった。
例えば、「卒業まであと○日」というような。
3月に入ったら…と思っていたことが色々あったのに、それも叶わん。
あんな話もしたかったな、とか、この本を見せたかったな、とか。
最後にあれをしよう、とか。
そういう具体的なこともそうやけど、何より、いっしょに過ごすという時間もなくなったんやからな。
発表の翌朝である28日(金)、どんよりした気持ちで出勤したら、子どもたちはいつもの表情だった。
わたしも気持ちを切り替えなあかんなと思った。
心配しなくても、日中は、どんよりする暇もないくらい、バタバタとしていた。常に小走りしていた。体がもうひとつほしいと思った。
子どもたちが帰ったあと、くたくたになっていた。
そして、やっぱりむなしさだけを感じた。
体力的なダメージは寝たら回復するけど、いくら寝ても、気持ちのダメージは治らん。
昨夜は、子どもたちの夢ばっかり見ていた。
どうしようもないこの感じ。
さっき、安倍が会見をしてたけど、この人の要請を受けるべきやったのか?と疑問にすら思った。
残りの日数が急に奪われたこと。
誰のせいでもないんやろうけど。
だから、気持ちの持って行き場がないので困る。
【臨時休校】新型コロナに惑わされすぎやねん、と思っていたら、とうとう休校か。
新型コロナがメディアで騒がれるようになってから、どれくらい経ったかわかりませんけど、
わたしは、あまり重く考えていませんでした。
「新型やから、未知の部分はあるやろうけど、騒ぎすぎやねん。」
「“○○県で○名感染”とかニュースで伝えたり、速報で流したりするほどのことか?」
「そんなんしてるから騒ぎになるねん。報道の仕方があかんねん。」
と、すら思っていましたし、言っていました。
「気づいてないだけで、わたしももうすでに感染してるかもしれんしな。」
「感染ものなんて、なったら、なったで仕方ないんやから、不安を煽るんじゃなくて、国はなったときの体制をしっかり整備することをがんばるべきや。」
「わたしたちは、今まで通り、風邪(インフル)予防や対策をしっかりしていれば良いねん。」
とも言っていました。
何県であろうと、日本は狭いし、ほとんどのところが陸でつながってるんやからな。と。
「どうにかしたいんやったら、一回、期間を決めて、全ての人に外出禁止令を出すしかないで。」とも言っていました。
とにかく、帰宅するたびに、ニュースはコロナのことばかり。
正直、うんざりしていました。
「インフルで毎年、人が亡くなってるけど、ここまで騒いでるか?」と、イライラもしていました。
学校のイベントが、その影響を受けそうになってくると、
「おおげさやねん。」
「せっかく学校に来てるのに、あれこれ中止されたり制限ばっかりされたら、子どもたちが気の毒や。」
「そんなん、全然、楽しくないわ。」
と、不満も吐き出していました。
そうこうしているうちに、休校要請。
もちろん、わたしは
「どうにかしたいんやったら、一回、期間を決めて、全ての人に外出禁止令を出すしかないで。」
と言っていたくらいなので、休校自体は、少しは予想していました。
ただ、このまま今年度が終わるなんてことは、全く思っていませんでした。
おいおい、やりすぎやろ、と正直、思っています。
すみません。
しかも、まずは、学校から、じゃないやろ。
学校の前に、まずは、大人があちこち出歩くのをやめさせるべきやろ。
大騒ぎさせるような報道の仕方、国の動きの遅さ、出歩いてばらまいている人たち…
全て大人のせいやのに、子どもたちがこうやって犠牲になっていることが腹立たしくて仕方ない。
【臨時休校】良い案が思いついたので、頼むから、検討をしてほしい。と思ってしまうくらい今は絶望しかない。
ついでに言うと、学校だけを対象にすることが、どんな意味を持つのかが、いまいちよくわからない。
どっちかというと、今は大人の世界で広がってるんやから、まずは大人の行動を制限すべきじゃないのか?と素人のわたしは思ってしまう。
もちろん、子どもの健康・命は大切なんやけど、
だったら、なぜ、保育所や学童はアリで、学校はナシなん?とも思う。
基準がわからん。
そんなんやったら、学校もありでええやん。
いや、百歩譲って、せめて、小6と中3は、ありでええやん。
頼むから、ちゃんと、終わらしたってよ。
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それか、もうここまできたら、いっそのこと、「来年度のスタートは5月にします。今年度は、4月末までです。3月にできなかったことは、4月に実施しましょう」って、全国レベルでしてほしい。
来年度は1ヶ月遅くスタートしてしまうけど、それは、夏休みや冬休みを少し短くすることで取り戻す。として。
「たかが、あと1ヶ月弱」「あってもなくてもいっしょ」と思うかもしれんけど、終わりの「1ヶ月弱」って、なかなか大事。重要。
そういう思いきった決断もしてほしい、国に。
まぁ、無理やろうけど。
そこまで考えられる国やったら、こんな最悪なタイミングで動き出すなんてことはせんかったやろうからな。
【臨時休校】「なんなん?もう!」って、ずっとつぶやいている。
夕方からずっと「なんなん?もう!」って、心の中でつぶやいている。
今は、心の中だけじゃなく、実際に口に出して、つぶやいている。
ずっと、ずっと、つぶやいている。
いろいろなことを考えると、仕方ないことなのだろうとは思う。
だけど、タイミングが悪すぎる。
最悪すぎる。
もちろん、全ての人にとって良いタイミングなんて、ないのだろうということはわかっている。
だけど、せめてもうちょっと早い段階で予告ができなかったのか、とか。
なぜ、18時半すぎに言うのだ、とか。
もう、わけがわからなさすぎて、「なんなん?もう!」としか言いようがない。
だって、あと一日しか猶予がないということ。
その一日に対しての準備時間が、あまりにも少なすぎだということ。
いや、まだ、年度途中なら良いよ。
例えば、「ちょっぴり早くに夏休みに入ったね。」ってなるのは良いよ。
「1学期にやり残したことは、2学期に入ってからだね。」って、できるので。
でも、今回は、年度末。
「ちょっぴり早くに春休みに入ったね。
やり残したことは、来年度にやろうね。」って、いうことができにくいということ。
だって、小6や中3の子たちは、もうその学校にはいないわけだし。
異動や退職の先生がいるわけだし。
だから、「もうちょっと早くに言ってよ。」「なんなん?もう!」って。
*****
あと、仕事をしている親は、大ピンチやろう。
その辺へのフォローはあるのか?策はあるのか?
なにも考えてないのか?
考える余裕もないくらい緊急なことだったのか?
本来なら、そこまで考えてから発表すべきやろう。
もし、何も考えてないなら…。
もし、そうなら…。
ただの…。
とにかく、ずっと、つぶやいてしまう。
なんなん?もう!