ぐうたら人間のヒトリゴト~心・身・写・音・暮~

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「消しゴムはんこ」にチャレンジしてみて。

<今日の川柳>
迷いつつ ワクチン予約に 動き出す

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先日、「消しゴムはんこに挑戦し始めた」ということを書きました。
ama-shinon.hatenablog.com



そのときに少し触れましたが、新たに買ったものは「ゴム版」と「デザインナイフ」です。
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ちなみに、上に写っている2本の彫刻刀は、新たに買ったわけではなく、小学生のときに使っていたものです。
30年以上前の物なので、物持ちが良いです。


それらを使ってチャレンジし始めた「消しゴムはんこ」ですが、今回はそのつづきとして、「やってみて気づいたこと」を書き連ねます。



青の版は避けた方が良かったかも

わたしが行った100円ショップには2種類のゴム版がありました。

ハガキサイズの青のゴム版。
その半分サイズの黄色のゴム版。

単純に考えると、大きい青のゴム版の方がお得です。

何が違うのかな?
大きい方がお得なのに、なぜ、わざわざ小さいのがあるのかな?
小さいやつの方が素材が良いのかな?

などなど、いろんなことを考えながらパッケージに書いている表示を見比べましたが、違いはよくわかりませんでした。


で、結局、いっぱい失敗しても良いように…と思って、大きい青の方を買いました。


ですが、実際にやってみて気づきました。
ゴム版の色は青より黄色の方が良かったかもしれません。

なぜなら、青だと図案が見にくいからです。

消しゴムはんこに限らず、版画は、彫りたい図案を版に写してから彫るのですが、「青の版に黒の鉛筆」はとても見にくいのです。
明るい時間帯なら、まだなんとか見えますが、夕方くらいになると、見にくいったりゃありゃしない感じです。

思えば、これまでは、その辺の白い消しゴムを使って彫っていました。
白だとよく見えるので、「色が見やすさに影響する」という考えがなかったのです。
とても良い勉強になりました。

もし、このまま消しゴムはんこ作りにハマって、追加でゴム版を購入することがあるなら、そのときは黄色の方にしようと思います。



そもそも版画が苦手

やりはじめてから思い出しましたが、わたしはそもそも版画が苦手です。
そういえば、小学校に勤務していたときも、版画になると、頭が混乱していました。

まだ、形の紙を乗せていくようないわゆる「紙版画」や、「スチレン版画」のように棒で線を描くだけのようなものは良いのです。
が、ただの白黒の木版画はわけがわからなくなります。


たとえば、リコーダーを白にするとしたら、

リコーダーを持つ手はどうしたら良いのか?白メイン?
じゃあ、リコーダーの穴はどうしたら良いのか?
指の爪はどうなるのか?指が白なら爪は黒?
手が白なら服は黒メイン?
じゃあ、背景は白メイン?
ということは、リコーダーも白だから、リコーダーと背景の境目は必要ということか?
手と揃えて顔も白メインにするから、そこもリコーダーとの境目は必要か。
なんか、全体的に白が多すぎひん?

など、どこを彫って、どこを残すと良いかが一瞬ではわからなくて、その辺の紙に描いて考えないといけないくらいの状態になります。
頭の中は「??」だらけです。

その点では、一版多色版画の方がそういう混乱なく、さくさく進められるので好きです。


ということで、今回の消しゴムはんこでも、その壁にぶち当たりました。

文字を白にするということは、周りは色ありで…
でも、ここを彫ったら線が途切れちゃうから…
あれ?どういうことや??もう、わからん

みたいな。


でも、こればっかりは、乗り越えないといけない壁なので「良い頭の体操になる」と信じてがんばるしかありません。



そもそも絵が苦手

前回、掲載した「鯛」を見てもわかるように、そもそもわたしは絵が苦手なのだということに気づきました。

鯛以降も別のものを彫っていますが、彫っている時間よりも、図案を書いている時間の方が長いです。
何度描いてもうまく描けないので…。

逆に言うと、絵が描けたら、もう完成したようなものです。
それくらい絵に時間がかかりすぎています。


これでも一応、昔は美術部だったのですけどね。

昔から「何もないところから描く」のは苦手でしたが、実物や見本をみて描くのは得意でしたし、模写とかは大得意だったのですけどね。
模写の力はブランクがあっても、年をとっても衰えないものだと思っていましたが、残念ながらぐんぐん衰えるようです。

だから、鯛なのにヒラメになるのです。
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これを機に、昔やっていたようなデッサンなどをやってみようかね?とも思い始めているところです。

たぶん、やりませんけど。




以上、長くなりましたが、そんなこんなで、やってみて気づくことがいくつかありました。

それでも今は「彫る楽しさ」が勝っているので、まだ飽きずに続けることができています。

「明日はどんなはんこを彫ろうかな」と思っている今です。



おわり。